宗祖親鸞聖人750回会への歩み(2)

「宗祖親鸞聖人750回会」への歩み(1)つづき

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2013年1月13日(日)新年 門徒会「総会」提出

宗祖親鸞聖人750回会大法要 厳修の願い

(門徒委員会 案)

我々一人ひとりが、親鸞聖人の「念仏の教え」に出遇い、寺との縁を深め、「門徒」の自覚を育てながら、次世代まで、仏事(お参り、お墓等)を通して、「教え」を聞く道場である、西恩寺を維持、相続していく契機とする。その出発としての「大法要」にしていく。法要にはご家族でお参りいただく

を掲げ、法要日程・記念事業と具体的費用を申し上げ、一軒あたりのご懇志を提出し、みなさんにご協議をいただきました。「突然すぎて、戸惑っている」、様々なご意見をいただきながら、最終的には、今回提出された内容を検討し、意見を聞きながら、「大法要」を進めていくこととなりました。
「総会」後の委員会では、皆さんの意見を聞き直し、今後の展開を決めていくこととなり、門徒の皆さんにアンケートを採ることとなりました。

 

内容は

門徒会新年総会の確認とご意見のお願い

 2013年2月18日付

1月13日の門徒会新年総会に於いて、西恩寺「宗祖親鸞聖人750回会大法要」と「記念事業」(本堂修復等)を執り行うという方向が打ち出されたことに対し、ご理解を賜り御礼申し上げます。(中略

ご意見を伺い修正しながら、今後のあゆみを進めてまいりたいと考えております。つきましては、皆様の忌憚のないお考えを伺いたく、下記の通りご連絡申し上げます。

1,「大法要の内容について」

2,「記念事業について」

3,「その他、ご意見」をお聞きしました。

 

※アンケートの返信(概要)

1大法要の内容について

・大法要として行われるのなら、ただの行事(イベント)で終わらせず、参加する全員にとって意味あるものとして戴きたい。

・親鸞聖人が今を生きる私達に届けて下さった本願の願いに触れる場こそお寺での仏法聴聞であり、この法要に出会える喜びで一杯です。

・法話を何度となく聴聞しても、浄土真宗が理解できない一門徒として、親鸞聖人の生い立ちから真宗に至るまでの苦労や根底にある思い考え方をスライド又は法話の中に取り入れて欲しい。

・毎年の報恩講と大法要の内容の違いが分かりにくいので、法要の費用内訳について門徒の皆様に理解していただく必要があると思います。

・大法要を行うなら、何故行うのか、本山や別院ではない末寺が独自に行う理由を具体的に門徒の皆様に説明してからスタートするといいのではないか。前回の蓮如上人500回会大法要の体験も踏まえて門徒一人一人が満足できる法要にしてもらいたい。

・法要費が記念事業費に含まれていますが、別々にして法要費は出席者平等の負担にすべきでは?

・大法要の開催意義及び内容については、仏事に関したことであるのでお寺の主導されるべきことであると思います。法要規模は資料に記載された前回に準じたものになると思いますが、記念事業を含め経費面の考慮が必要ではないかとおもいます。

・大法要の厳修については前回の蓮如上人500回会大法要の時のように粛々と執り行っていただきたい。

・大法要は西恩寺さんが実施するということであり、門徒会員の私は法要の行事が決まれば準備を進めることであると思っています。

・あまり難しいことはわかりませんが、一人でも多くの方がお寺に出向く機会を作るため、私にも出来ることがあればやりたい。

・大法要の内容はこれでよいと思います。門徒全員の参加を実現させて下さい。(1日目)

・門徒委員会で決めていただいたら良いと思います。

・大法要の趣旨に賛成です。反対・賛成の人といろいろ意見交換ができると良い。

・住職、役員方のお知恵を出され、何度もご検討されましたことに、期待しております。大法要に逢わせていただけることは、一生の喜びです。

2記念事業について

・大法要の名を借りるまでもなく建物の耐震補強は門信徒が安全にお参りするため必要です。今示されている事業計画に基づき推進をしていただきたい。但し、今の予算案を最大限としていただきたい。

・本堂の耐震補強、修理工事の必要性はわかりますが、費用面のこともあり工事内容について見積精査できる建築経験がある門徒の方の意見を聞いてみたいと思います。

・写真を拝見し緊急性を感じました。独立基礎から縦柱が外れそうで、まず本堂の改修工事を最優先しなくてはならないと思います。

・本堂耐震は必要だと思いますが、スロープ設置やブロック塀の修理は必要でしょうか。少しでも経済的負担を軽くしてもらいたい。

・耐震工事やメンテナンスは必要かと思います。費用については必要最小限にする努力をお願いします。

・法話のなかで「お寺とは、両親親族の菩提寺の役目だけでなく仏事を通じて教えを聞く場である」と教えていただきました。それ故、お寺を維持相続していくため、今回の修繕工事が必要なことであると充分認識しています。しかし、「必要なことと、出来ることは違う」と思います。今回一気に全てを行うには、費用が多大であるので優先順位を決め今後、数十年をかけて行っていただければと思います。

・高齢化の為のスロープは必要と思います。寺も老朽化しているし耐震工事は必要と思いますが、費用も多額であるので必要最小限にしてはどうか。

・年金生活の高齢者や子育て中の教育費がかかる世代には、懇志に無理がある様に思います。経費縮減のため、本堂正面のスロープ設置を見合わせたり、記念品を無しにし、記念としては懇志名を縁側の下へでも記載してもらえれば良いと思います。

・予算は概算なのか、詳細見積りの金額なのか、相見積もりをかけて絞り込んだ額で懇志目標をきめるべきと考えます。又、1戸当たりの懇志額も夫々の家庭の事情もあり、ある程度、戸々に打診し、集まる金額を見極めて工事範囲を決めたらどうか。

・お寺の耐震、修復工事は一般人ではわからないが、できる範囲で協力したいと思います。

・専門的な事は分かりませんのでおまかせします。また見合わせる事業として「庫裏と書院の耐震及び改修工事」とありますのが大変胸が痛みます。

・記念事業の中身は大災害に備える対策とのことであり、緊張感をもって事に当たって貰いたいと思います。不安ごとの絶えない昨今の世情から、物心両面で厳しい生活を送りながら寺に心の安らぎを求めて足を運ばれる高齢の門徒もおられます。門徒の皆様の共感を得られるよう「真摯な姿勢・心組み」で住職が名実ともに責任を持って先頭に立ち進めてほしいと願います。

・本堂の耐震工事は本来なら、記念事業と区別して単独に計画される問題であると思いますが、現在建築的に耐震基準に対応していないのであるなら早急に施工されるべきと考えます。(なお、耐震工事は、津波は想定しておりませんし、その基準は現在ありません。)

3その他 ご意見

・大法要並びに記念事業に対する意見を集約し、門徒会全員に意見交換すべきです。また、今後は具体的に進めていくため門徒委員会とは別に大法要委員会を作られたら良いと思います。

・予算額については門徒委員会の場では反対意見が少なく妥当に感じていましたが、家に戻り、説明し家族の意見を聞いた感じからは、全てのことを納得できた訳ではない様子でした。

・高齢な方が多く、あまり無理は…。

・できる範囲で協力させていただきます。

・新年総会で今回の記念事業についての説明及び賛否の意見を問われましたが、突然すぎて戸惑いを感じました。また、「信仰心=賛成」という雰囲気があり、反対意見はとても言える雰囲気ではなかった。

・個人的には「懇志金額」は年金収入での生活では寄付できません。また、消費税の引き上げも近いうちにあり、とても難しいと思います。

・年金生活者にとっては厳しいものがあり、報恩講やお寺の行事に参加される門徒以外の皆様方からも広く助成を募ってはいかがでしょうか。

・門徒以外のお墓の持ち主にも寄付金を集めてはどうか。

・現在おかれている家庭状況では申し訳ないことですが、寄付はとても困難です。

・突然の話で困惑しています。金額は平等でも個々にとっての負担は平等ではありません。他のお寺では、上の人から段階的に金額が決まってくるという話を聞いたことがあります。ある程度の額を出せる人、また意志のある人、また頼めそうな人を役員さんの方でお願いしていただき、金銭的弱者には配慮をしていただけるとよいと思います。

・大きな事業なので、役員だけで決めることなく門徒全員の声を拾ってほしい。そして『なぜ仏法を聴聞するのか』自分の問いが深まる良い機会となることを願います。

・苦しい中から懇志を出す人が多いと思いますので、大法要、記念事業の記念品はできるだけ質素にするか、もしくはなしで良いと思います。また食事や反省会費も質素にし、できるだけ工事費として使ってほしい。

・皆と意見交換をしつつ、法要の内容を決めていきたいというお寺の方針に従って、今後も内容を考慮していくことが大切であると思います。決まった内容に従ってまいります。

・自分たちのできる中で協力していきたいと思っています。 

・東北の体験からは、沿岸部で耐震強化を施したはずの建物が津波にはひとたまりもなく、耐震策はなんだったんだという事例が多くあったといいます。西恩寺を含め、門徒の皆さんの多くが住む桑名の東部地区は海抜0メートルに近く、南海トラフ地震が起これば数メートルの津波到来は免れないと発表されており、土台補強といった耐震策程度では津波対策としては気休めでしかないといわれています。そのことも含め今一度議論し直すことも考える必要があるように思われます。

・親鸞聖人750回会大法要の是非については、前回のまとめであらかた意見は出尽くしていると思いますが、お寺で毎年行われる諸事業と同じく全てが賛同されているわけではないと思っています。大法要も同様かと。門徒懇志も耐震と法要とは、別々の議案提出もあったかと思います。

・私は高齢ですので、募財期間は短く3年ぐらいを希望します。

(以上)

このお声を受けて、委員会では、議論を重ね

2013年7月7日(日)に開催される「総会」に向けて案内をいたしました。

つづく

 

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