(2016/03/28 熊田光男さんメール 転写)
社員の皆様へ
保育園の卒園式の季節です。
卒園式で、子どもたちの笑顔、保護者の方の涙を見ていると、
『いつまでも、親子仲良く、みんな幸せになって!』と、心の底から感じます。
しかし、最近、30代、40代の母娘の間で、
絶縁するケースが多くみられるそうです。
理由としては、小さい時から、
母親の考えを押し付けられる、自分のことを否定ばかりされる、
そんな思いをしているときに、娘が子どもを産み、
その子育てに意見されることで、
堪忍袋の緒が切れて、『絶縁』につながるそうです。
多くの子どもたちは、親に、「気持ちをわかってほしい」、
「ほめてほしい」、「認めてほしい」
そう望んでいます。
その気持ちに寄り添えるかが、親にとっての重要な役割です。
私も、決してカッコいいことはいえませんが、
一人息子の親として、子どもを大切にすることを、じっくり考えたいです。
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子どもを大切にするということは、どういうことか。
子どもを大切にするとは、
子どもの気持ちを大切にするということです。
そのためには、まず、子どもの話を聞かなければなりません。
そのとき話の途中で、ダメ出しをせずに、最後まで聞くということが大事です。
親は、自分では、子どもを大切にしているつもりでも、
本当は
『自分の子どもへの願い』を
大切にしてしまっていることが、往々にしてあります。
それは、子どもより、親である自分の思いを、
優先してしまっているということです。
私たち親が、一番気をつけなければならないのはそこなのです。
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『本当は、自分の子どもへの願いを大切にしている』
この言葉に、グサッとくる人は、私だけでしょうか…
良い学校に行かせたいのは、子どものため、といいながら、
社会で自慢したい自分のためでは?
発表会で上手く演奏させたいのは、子どものため、といいながら、
人から羨ましがられたい自分のためでは?
誰よりも早く走らせたいのは、子どものため、といいながら、
他の親から優越感を味わいたい、自分のためでは?
よ~く、考えてみたいですね…