西恩寺では、門徒さんの通夜・葬儀を
本堂で行うことがあります。
ご本尊を中心にして
亡き人と向き合うということを
大切にしたいと思っています。
家族が、協力し合って、準備等もしていただきます。
葬儀とは、家族にとって、現実的には、悲しむ間もなく
準備と段取りに追われていきます。
その時に、少しでもと思い、できるだけ私はお手伝いをしています。
葬儀業者との打ち合わせにも参加するようにしています。
解らないことが多いので、相談しながら話し合いをしています。
お通夜の時は、みなさんとお勤めをしてから、
感話、スピーチなどもしていただきます。
私にとって「その人」との関わり、出遇いなど。
もちろん、悲しみのなかで、ことばにならないことがあります。
状況においては、私も言葉を失います・・・・・。
最後に、恩徳讃を謳います。
お通夜のお勤めが、終わってからは、食事をしながら、
お酒なども一緒にいただきます。
そこで、さまざまな、お話合いができます。
次の若い世代の方々とも出会うご縁です。
気がつくと文字通り「通夜」で、
明け方になったこともありました。
亡き人に向き合うことは、「自分」と向き合うことになっていきます。
あらためて、「人生」を考えるご縁となる「場」です。
つづく
(住職)