「南無阿弥陀仏」は、仏の「教え」です。
「念仏申しなさい」という「教え」です。
なぜ、念仏を勧められるのか、「念仏してください」、と勧めるこころ、
願いに出会う。
勧めずにはおれない「こころ」に遇うこと。
私に念仏を勧める「いわれ、理由」を聞き取ること。
念仏したらどうなるか、一応、念仏はしているけど、
という関心に終始している。
念仏が届けられている、理由が私あったのだ、という気づき。目醒め。驚き。
「教え」の言葉
○「本当の願い」
私たちはみな、今まで経験してきた自分の世界の中で、これが人生だ、
これが人間だ、と思い込んで生きているのです。世渡りをしているのです。 それで、どれだけうまく世渡りをしても、本当のところ孤独でむなしく、物足りないのです。
いのちの願いが満たされないのです。
○「あなたは誰なのか?」
いつでも、どこでも、あなたは誰なのか?
この問いに応えられない人生はむなしい。
○「どこへいくのですか?」人生の旅路。
○「六道を生きる者よ」
・地獄―孤独、通じ合わない (戦争)
・餓鬼―不満(無限成長。欲望の無限追求による人間の道具化。進歩、向上という名の暴力)
・畜生―むなしさ、主体性の欠如 (おどらされ、操られる情報化社会)
・修羅―対立、争い、決裂、殺
・人― 罪悪感、(苦悩する者)これでいいのだろうか?問い返し。
・天― 思い満たすことが生きること、欲望の満足を願う。根っこに不安を抱える。
2013/03/09