東日本大震災救援金・支援金の御礼と報告とご案内

震災後、西恩寺では、募金をお願いしてきました。

「門徒会」、「婦人会」、「同朋講座」に、ご参加の皆さま方のお力で、本山を通じて被災地への救援金と、支援金(活動費)をお賽銭箱、募金箱等から送り続けています。
引き続き、募金箱を設置し、ご協力をお願いしますが、お賽銭の志を支援金に贈るのは、4月4日で終了します。

以下は、この1年に集まりました募金額です。本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。(募金箱へ)

 

 

三重教区を通じて本山へ 【救援金】

(2011年)
① 3月21日~4月22日(募金期間) 649,701円
② 4月25日~6月 4日(募金期間)  51,176円

仙台教区仏教青年会の【活動支援金】

(2011〜2012年)
① 6月5日~ 8月4日(募金期間)  45,542円
② 8月5日~10月4日(募金期間)  61,082円

③10月5日~12月4日(募金期間)  38,665円
④12月5日~ 2月4日(募金期間)  41,393円
⑤ 2月5日~ 4月4日(募金期間)  51,925円

今回の東北・関東の大地震に心を馳せ、改めて向き合い直さねばと思います。
この3月11日で丸1年です。時間の経過の中で、だんだん忘れがちになっていきます。今は、テレビ等で、しきりに報道されますから、意識させられますが、また時間の経過の中で、見えなくなります、聞かなくなります。いや、見ようともしないで、聞こうともしなくなるのが、私の現実です。
改めて、今回、子どもをなくした親。親を亡くした子こども。最愛のお連れ合いをなくし、兄弟姉妹を、大切な友をなくした方。いまだ行方不明の方々。家も、仕事も失って苦悩する人たち。今なお、厳しい現実は、福島の原発による、放射能汚染です。今も「地震」が続いています。「生活ができません」。「福島のことを忘れないでほしい!」という叫びが届いています。

 

マスクを わすれて おこられた
かぜを ひいている わけじゃないのに
おさんぽに いきたくて くつをはいたら
きょうも あしたも ダメなんだって

そとは わるいバイキンが いっぱいなんなんだって
ママからもらった おまもりの 「せんりょうけい」も
つけているのに ゆきあそびはダメだって
むしとりも どんぐりひろいも
「ほうしゃのう」が ないばしょで あそびたい

パパ ママ せんせい おさんぽにつれてって
みんなで てをつないで あるきたいんだ
みんなで てをつないで あそびたいんだ

(福島県二本松市 同朋幼稚園のみんな)

 

今回の地震は、人間の考え、段取り、予定など、根こそぎに奪い取りました。いかに当てにならないものを、当てにし、頼りにならないもの、頼りにしているかを知らされます。 便利で快適さを求めてきた生き方、経済至上主義の生き方を、問い直さなければなりません。大切なことを見失ってきたのではないかと。「いのち」が、見えていない!と。

ご案内★

三重教区東日本大震災「有志の会」として4月11日に桑名別院をお借りして、「法要と聴聞の集い」を開催します。仙台から現地で関わっている、スタッフの関口真爾さんにお越しいただき、現地の様子、福島の状況なども、お聞かせいただく予定です。お近くの方は是非ご参加下さい。

            【記】
2012年4月11日(水) 午後1時開始
桑名別院本統寺 本堂(桑名市北寺町)

1時開会   勤行 阿弥陀経(焼香)・正信偈・同朋奉讃
1時30分  活動報告 感話(4人)
(休憩)
14時10分 お話 関口真爾さん(仙台教区仏教青年会前会長 徳泉寺副住職)
15時30分 終了

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