2020/12/03 熊田光男さんメール
社員の皆様へ
日常的に「マスク」を着用するようになって、もう9ヶ月ほど経ちます。
今では、電車に乗るのも、食事をするのも、街を歩くのも、
マスクを着用するのが、『日常』になってきました。
人と肩を抱き合いながらカラオケを歌えるようになったら、
人で溢れた居酒屋で大騒ぎできるようになったら、
マスクを着けずに、普通にショッピングができるようになったら、
それは、
「有難い」ですね…
かつての『当たり前』だと思った日常が、『有難い』と感じるようになる…。
新型コロナが、私たちに突き付けてくれていることに、
しっかりと向き合う必要があるかもしれませんね…
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「ありがとう」は漢字で書くと、
「有難う」「有難(ありがた)し」という意味だ。
あることがむずかしい、まれである。めったにない事にめぐりあう。
すなわち、奇跡ということだ。
奇跡の反対は、「当然」とか「当たり前」。
我々は、毎日起こる出来事を、当たり前だと思って過ごしている。
毎朝目覚めるのが、あたりまえ。
食事ができるのが、あたりまえ。
息ができるのが、あたりまえ。
友達といつも会えるのが、あたりまえ。
太陽が毎朝昇るのが、あたりまえ。
うまれてきたのが、あたりまえ。
夫(妻)が毎日帰ってくるのが、あたりまえ。
そして…生きているのが、あたりまえ。
生きていることは、あたりまえではなく、
“ありがたい”ことなのです。
「死す」ことが、
“あたりまえ”なのです。
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間もなく年末を迎えます。
この2020年は、何もできず、コロナ一色という「空白の1年」となりそうです。
でも、単に「空白の1年」とするのか、ここで何かを学ぶのか、
それを決めるのは、私たちなんでしょうね…