「社員の皆様へ」メール(59)

西恩寺門徒 熊田光男さんが、ほぼ毎日「社員の皆様」にと

メールを出し続けています。久しぶりに転写します。

〈2019/05/20〉社員の皆様へ

 「ありがとう」

 何気ない言葉ですが、私たちは、1日に何回言っているのでしょうか…

 心理学者であり詩人の小林正観の言葉に、次のようなものがあります。

 “ありがとう 一千回で つぎつぎの奇跡。

 ありがとう 一万回で たくさんの奇跡。

 奇跡が多過ぎ嬉しくて またまた言ってしまう

 「ありがとう」。 “

 命より大切な小さなお子さんを亡くした方が、失意の中で、

 小林正観の「ありがとう」の本に巡り合い、「ありがとう」を言い続けたそうです。

 そこで起きた、奇跡の話です。

 ++++++++++++++++++++++++++++++++++

幸せにできるなら、すぐやろうと思ったんです。

 当時の私は36歳でしたから、36万回を目標に

 カウンターで数えながら、「ありがとう」を、夢中で言い続けました。

 ──奇跡は起きたのですか。

 それが、待っていたのは、何も変わらない日常だったんです。

 家族は皆いつも通りで…。

 あれ? って思っていたら、

 不意に後ろから、息子の声が聞こえてきたような気がしたんです。

 「お父ちゃんは、奇跡を起こしたんだよ」って。

 そのひと言で、気づいたんです。

 朝「お早う」って起きて、ご飯を食べて、「行って来ます」って出掛けて、

 「ただいま」って帰ってくる。

 こうして、毎日普通に生きていられることは

 決して当たり前じゃない。

 奇跡なんだということを、

 私は息子に教えられたんです。

++++++++++++++++++++++++++++++++++

目の前にあるもの、

 すべてが、奇跡。

 そう考えると、自然と出てきますね。

 「ありがとう」。

 

 

 

 

 

This entry was posted in 門徒の声. Bookmark the permalink.