「心のこもった仕事」

(2014/06/18 熊田光男さん「社員さん」へのメール転写)

社員の皆様へ

 道路標識や道路案内は、

 「右によれ!」という時代から、

 「右に寄ってください」という時代に

 変化しています。

 わが社の社是は、

 「我々は歩む全ての人々に、

 求められる以上の安心と快適を 提供し続ける」 です。

 私たちが見ている

 アスファルト、遮音壁、標識、高欄…

 無機質な物質のその先には、

 それを利用される人々がいることを忘れてはいけないですね。

 プチ紳士からの手紙より。

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私のおじいちゃんは、肺ガンでした。

 それは、初期のガンで、怖いとは思っていたものの、

 早く見つかってよかった!と思っていました。

 2月に見つかり、検査をして高齢であることなどを考慮して、

 手術ではなく、放射線治療を行い、無事、癌をやっつけることができました。

 しかし、放射線の副作用で、肺炎を起こしてしまい、

 とうとう6月の初めに亡くなりました。

 病院から自宅までは、車で40分ほどで、

 1番前にお父さんの車、その次が、おじいちゃんを乗せた車、

 その後ろに叔母の車が続き走っていると、

 もう家まで数分のというところで、道路工事をしていました。

 そこは、通行止めになっていて、私たちの車も止められました。

 しかし、おじいちゃんが、よく通った道で帰りたいと、工事の方に話と、

 工事中で電柱に登っておられる方もいたのに、

 工事車両をどけて、通過するときには、

 弔意のため頭を下げていただきました。

 ほんとうに我がままなお願いだったのに、

 本当に感謝の気持ちで涙がとまりませんでした。

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心のこもった仕事って、

 こういうことなんでしょうね…

 

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