(2014/02/25 熊田光男さんのメールを転写します)
話題のドラマ「明日ママがいない」は、我が家の中では、一大ブームです!
「児童養護施設の子どもが可愛そう」
「預けられた時のことが、フラッシュバックして、リストカットに至った」
このような理由から、一般の視聴者までもがスポンサーに苦情を言い、
全てのスポンサーが下りてしまいました。
学校でも、飲食店でも、販売店でも、
自分の価値観が正しいと信じ込み、極端なクレームを言う人が、
本当に多くなってきました…
この人々には、第6話で、三上博が演じる『魔王』と呼ばれる施設長が、
子どもたちに問いかける、素晴らしいセリフを届けたいものです!
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大人の中には、価値観が固定され、
受け入れられないものをすべて否定し、
自分は正しいと、声を荒げて攻撃してくるものもいる。
それは、胸に、クッションを持たないからだ。
わかるか?
そんな大人になったらおしまいだぞ?
話し合いすらできない、
モンスターになる。
この世界には、残念だが、目を背けたくなるようなひどい事件や、
つらい出来事が、実際に起きる。
だがそれを、自分とは関係ない、関わりたくないと、
シャッターを閉めてはいけない。
歯を食いしばって一度心に受け止め、
何が酷いのか、なにが悲しいのか、なぜこんなことになってしまうのか、
そう考えることが必要なんだ。
(中略)
一度、心に受け止めるクッションを、その胸に持ちなさい。
世界に存在する、あらゆる穢れから目を背けず、一度受け止めてみなさい。
それができる人間は、一方で、
この国の美しさ、愛しさを知ることができるだろう。
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このセリフは、『自覚なき偽善者』が増えたことへの警鐘であり、
『偽善』には、
『本当の美しい姿』が見えないんだ!という、
嘆きであり、問いかけのように、感じています…