〈社員さんへのメッセージ⑳〉

(2013年11月15日メール)

社員の皆様へ

『ボクのお父さんは、桃太郎というやつに殺されました。』

これは、日本新聞協会広告委員会が、全国のクリエータに募集した、

「新聞広告クリエーティブコンテスト」の最優秀作品です。

この作品には、涙を流しながら、悔しそうな顔をする、

「子どもの鬼」が表現されています。

題名は、「めでたし、めでたし?」と、

「?」が付けられています。

アフガニスタン、イラク、パレスチナ…

「正義」を掲げた側の視点、「敵」とされた側の視点…

非常に考えさせられる作品でした。

この作品の共同作者、博報堂の山崎氏・小畑氏の話です。

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ある人にとって、しあわせと感じることでも、

別の人からみれば、そう思えないことがあります。

反対の立場に立ってみたら。

ちょっと長いスパンで考えてみたら。

別の時代だったら。

どの視点で、その対象を捉えるかによって、

しあわせは、変わるものだと考えました。

そこで、みんなが知っている有名な物語を元に、

当たり前に使われる「めでたし、めでたし。」が、

異なる視点から見れば、

そう言えないのでは?ということを表現しました。

広告を見た人が、一度立ち止まり、

自分の中に、さまざまな視点を持つことの大切さを考える

きっかけになればと、思っています。

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「?」の付かない、

「めでたし、めでたし」って、どんなことを言うんだろうか…

奥深く、難しいですね…

(熊田光男)

 

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