(2013/05/22のメールを転写します 住職)
社員の皆様へ
私の家庭は、一人っ子です。
子どもが好きなのに、結婚して6年半も子宝に恵まれずにいました。
そして、やっと授かった息子・・・
目に入れても痛くないとは、このことだ!と、感じていました。
ヨチヨチ歩きだった息子は、
今は、中学3年生になりました。
今後、社会に出ていく息子に対して、
父親として、何ができるか・・・
教えてもらった言葉に、考えさせられています・・・
+++++++++++++++++++++
『究極の贈り物』
わしが、遺言書を通じて、おまえに、学ばせたいと願っていることは、
人間がその人生で、障害や問題に立ち向かってゆく「力」だ。
最終的に、うち負かされなければ、
難問に、ぶち当たるたびに、わしらは強くなる。
わしが、人生でおかした最大のミスの一つは、
おまえも含めて
あまりにも、たくさんの人間たちを、
人生の問題や障害から、守ってしまったことだ。
おまえたちの、幸福を願うにあたって、
わしは、大きな勘違いをしてしまった。
人生で、ふつう直面する問題を
おまえたちの周囲から、取り除いたがために、
実は、それによって、そうした問題を超えてゆく能力まで
おまえたちから、奪ってしまっていたのだ。
++++++++++++++++++++
わが子のために、良かれと思っていたことが、
人生において、生き抜く力を奪ってしまっていないか、
考えさせられる言葉でした・・・
(熊田光男)