〈社員さんへのメッセージ⑮〉

(2013/05/22のメールを転写します   住職)

 

社員の皆様へ

 

私の家庭は、一人っ子です。

子どもが好きなのに、結婚して6年半も子宝に恵まれずにいました。

そして、やっと授かった息子・・・

目に入れても痛くないとは、このことだ!と、感じていました。

ヨチヨチ歩きだった息子は、

今は、中学3年生になりました。

今後、社会に出ていく息子に対して、

父親として、何ができるか・・・

教えてもらった言葉に、考えさせられています・・・

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『究極の贈り物』

わしが、遺言書を通じて、おまえに、学ばせたいと願っていることは、
人間がその人生で、障害や問題に立ち向かってゆく「力」だ。
最終的に、うち負かされなければ、
難問に、ぶち当たるたびに、わしらは強くなる。
わしが、人生でおかした最大のミスの一つは、
おまえも含めて
あまりにも、たくさんの人間たちを、
人生の問題や障害から、守ってしまったことだ。
おまえたちの、幸福を願うにあたって、
わしは、大きな勘違いをしてしまった。
人生で、ふつう直面する問題を
おまえたちの周囲から、取り除いたがために、
実は、それによって、そうした問題を超えてゆく能力まで
おまえたちから、奪ってしまっていたのだ。

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わが子のために、良かれと思っていたことが、

人生において、生き抜く力を奪ってしまっていないか、

考えさせられる言葉でした・・・

(熊田光男)

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