(2012/10/03のメールを転写させていただきました。住職)
社員の皆様へ
私の高校は、禅宗系の学校でした。
この学校の学生は、必ず、福井県の永平寺に、禅の修行に行かされます。
永平寺には、映画「少林寺拳法」に出てくるような服装の「雲水」という、お坊さんが修行をしています。
「雲水」から早朝に起こされ、ぞうきんで廊下を掃除します。
私の横で、気だるそうに掃除をしていた同級生は、「雲水」から、飛び蹴りをくらっていました(笑)
その後は、長い時間、座禅を組みます。
ぞうきんがけ、座禅、質素なご飯・・・
永平寺の修行は、当時、この高校の代表的な「イヤなこと」でした。
大人になると、この「雲水」の意味が、
「空行く雲や流れる水のように
深く物事に執着しないで
自然の成り行きに任せて行動すること」
であると知りました。
移りゆく雲のように、流れる水のように、
あらゆるものを受け入れながら生きていく姿・・・
そんな、素晴らしい人生を歩むことができれば、どれだけ幸せか、と思います。
そんな、自分に対する、「相田みつを」からのメッセージです。
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「うそはいわない
ひとにはこびない
ひとのかげぐちはいわぬ
わたしにできぬことばかり」
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やっぱり、強欲な私は
「雲水」にはなれませんね(笑)
到底なれない雲や水のような人生に、
憧れながら生きるのも
大切な、生き方なんでしょうね!
(熊田光男)