地獄とは

20200702_213219「我、いま帰るところなく、孤独にして、同伴するものなし」ということが「地獄」の様子だと教えられています。居場所が無く、だれも自分のことを分かってくれないということ。

関係が開かれず、通じ合わない世界、孤独なる世界が地獄だと。
この世の中は、いじめ、差別、暴力など、まさに地獄を押し付け、時には自分も地獄を生きてしまう。この世は常に、地獄化している世界ではないのかと。

そんな中でも、待って迎えてくれる人がいたり、自分のことをわかってくれる人が、「一人」いたら、人は救われる。

そのたった一人の人が、あなたにはいますか?と問われ、
何があっても、待って、迎える人になれますか?とも問われています。
その問われて見えた現実から、南無阿弥陀仏の教えがハタラクのではないかと。

#お寺の掲示板

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