東日本大震災「コンサート」と「法要」の報告

 

※ 2012年3月26日月曜日

 

桑名市仏教会主催で、東日本大震災チャリティーコンサートを、桑名市民会館小ホールにて開催いたしました。「いのちの花を咲かせよう」というテーマのもと、鈴木君代さんと天白真央さんにお越し頂き、「歌」と「お話」でお荘厳いただきました。

参加人数169人。募金額208,409円いただきました。

全額、中日新聞社を通して、現地災害対策本部へ寄付させていただきました。お越しくださった有縁のみなさま、ありがとうございました。

 

※ 2012年4月11日水曜日

三重教区有志の会で、桑名別院本統寺をお借りして、東日本大震災の一周忌のお勤めと、聞法ということで、「現地の声を聞く」集いが行われました。当日は大雨、ドシャ降りでしたが20人ほどの方がお参りくださいました。

有志の会の1年間の報告と(たくさんの物資と募金をいただいています)、会員の感話。そのあと、仙台市の関口真爾さんから、現状と活動報告をお聞かせいただきました。眼の前の人と「出遇う」ということ、「人」に向き合い続けておれれる姿を感じました。しかしそれは、「何かをせねばならん」という使命感より、この「現実」そのものが、呼びかけ続け、出会った人々が「生きる意欲」(活動力)を与えておられるようにも思いました。ありがとうございました。

 

 

 関口さんのお話の中でも、福島県の現状をお聞きしました。「真宗大谷派ボランティア委員会」の活動ブログに掲載されていた言葉を紹介します。

『ナムナム大集会』 ニュース 「デモ福島を忘れない」

《表白》

 忘れてしまいなさいと誰かが言う これからこの子に降る雨のことを

忘れてしまいなさいと誰かが言う これからこの子が吸う風のことを

忘れてしまいなさいと誰かが言う これからこの子が口する食べ物のことを。

そして忘れてしまいなさいと誰かが言う 

この国はこんなにもあっさりと人を見捨ててしまえるという事実を

でも、福島

私たちは忘れない

母乳から放射能が出たとむせび泣くあのお母さんを

私たちは忘れない

我が子を被爆させてしまったと、自分を責めるあのお父さんを

私たちは忘れない

外で遊びたいとせがむあの女の子を

私たちは忘れない

どうか福島を見捨てないでください、たすけてくださいと

叫んだあの男の子を

そして私たちは忘れない。

この全ては、間違いなく私たち一人一人が原発に加担し、見過ごし、

自分たちだけの豊かさに耽ってきた結果であるという事実を。

私たちを信じきって笑いかけてくる子供たちに、あやまっても、あやまっても

つぐなえない未来を押し付けてしまうこの情けない現実の中で、

でも、それでも、

今、ごめんなさいから始めよう。

ナムアミダブツの風を受けて、原発はあかんと声を上げよう。

ナムアミダブツの光を受けてひとりひとりが輝こう。

忘れなさい 忘れなさいと誰かが囁くこの社会の中で、

デモ、忘れない 福島!

 

 

 

This entry was posted in 住職の思いつき. Bookmark the permalink.