(熊田光男さん「社員さんへのメッセージ」より)
若かりし頃。
私は、なぜか、男女問わず、友人から「失恋」の相談を受けることが、よくありました。もちろん、恋愛経験が豊富な訳ではありませんが、単に、愚痴を聞いてもらい易かったんでしょうね(笑)「失恋」の悩みを聞いていると、最初のころは、こうしたらどう?、ああしたらどう?、なんて、アドバイスをしてみたりしましたが、何人かの相談を受けて、結論に達したのは、「自分で、乗り越えるしかない」という、ことでした。
この気づき以降、相談されると、「自分で乗り越えろ」と、アドバイスするようになりました。そして、私に相談する人は、いなくなりました…(笑)
でも、本当に、これしか方法はありませんから!
インドの詩人タゴールの詩「ベンガルの祈り」より。
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危険から私を守ってくださいと 祈るのではありません。
危険の中にあっても 怖れることのないようにと祈るのです。
悲しみや心の痛みの最中にある私を 慰めて下さいとは願っていません。
悲しみから立ち上がる力を下さいと お願いしているのです。
追いつめられた時にも 崩れおれることのないように
世間的な失敗、挫折を繰り返しても
それらが取り返しのつかないものだと
考えることがないように助けて下さい。
私を救いに来て下さいと 祈っているのではありません。
打ち克つ力が欲しいのです。
私の荷を軽くして 楽にして下さらなくてもいいのです。
重荷を担う強さをお与えください。
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本当に、逃げられるのなら、逃げればいいんでしょう。
逃げられなければ、背負うしかありません。
背負うことは、本当に大変なことです。
でも、
それしか、ありませんからね…