(2015/04/17 熊田光男さんメール転写)
社員の皆様へ
私は、青年会議所(JC)の友人が推し進める、
『大須演芸場』の再興プロジェクトに協力しています。
かつて、芸どころとして繁栄していた『大須演芸場』に、
もう一度、輝きを取り戻す市民運動を、巻き起こそうとするものです。
JCの友人から、相談を受けたときに、二つ返事で承諾したのは、
名古屋に生まれ育った人間として、
大須演芸場の再建に携われる喜びもありましたが、
なんといっても、信頼できる友人の依頼だからです。
JCは、バリバリの体育会系であり、上下関係が厳しく、ルールにも厳格です。
その中で、ともに切磋琢磨すると、青臭い表現ですが、
『友情』が芽生えるものです。
その『友』が、苦しんでいるなら、なんとか助けてあげたい、
このような思いです。
一生付き合える友人というのは、大切にしたいですね!
イソップ物語、「熊と旅人」より。
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ふたりの旅人が、いっしょに道を歩いていると、突然、
クマの姿が見えました。
一人は、クマに見つかる前に、大急ぎで道ばたの木にかけより、
枝の上へよじ登り、隠れました。
もう一人は、逃げそこない、道の上に身を投げ出して、
死んだふりをしました。
クマは、死んだ者の体には、さわらないと聞いていたので、
旅人は、じっとが我慢して息をとめていました。
クマが近づいてきて、旅人をかぎまわり、耳もとで、
何かをささやきました。
そして、そのまま、行ってしまいました。
危険が去ると、木に登っていた旅人がおりてきて、相棒に、
「クマは、あんたの耳になんてささやいたの」、と聞きました。
すると、相棒は答えました。
「あいつは、いってたよ。
災難に見まわれた途端に、
おまえを見捨てるような友達とは、
もう、決して、一緒に旅をするなとさ」
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やっぱり、人生という旅をするなら、
信頼できる『友』の方がいいですね!