熊田光男さん「社員の皆様へ」メール
2022/12/08
社員の皆様へ
少し前ですが、2022年ユーキャンの新語・流行語大賞が発表されましたね。
「国葬儀」や「キーウ」、「知らんけど」などを抑えて、『村上様』が受賞しました。
また、Z世代の若者の流行語やトレンドをランク付けした、
「Simeji presents Z世代トレンドアワード 2022」では、なかやまきんに君の
『ヤー!パワー!』が大賞を受賞しました。
このように、様々な分野における『大賞』は、よく聞きますが、
ご縁をいただいている住職より、公益財団法人仏教伝道協会主催の、
「2022 輝け!お寺の掲示板大賞」というものがあることを、
教えていただきました。
この中で、考えさせられる掲示板がありました。
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「修行 が たらん」
<縦書き たらん(左) が (中央) 修行(右)>
【講評】一見、「修行がたらん!」と叱られているようですが、
左から読むと、「たらんが修行」。
「いくらしても足りないのが修行だよ」というメッセージが隠されているようにも思えます。
人生は、修行に譬えられることがよくありますが、
どんなに歳を重ねても人生(修行)の中で悩んだり、
不満を感じることがあるのではないでしょうか。
「修行が無用」と思われがちな浄土真宗のお寺に掲示されている点も、
興味深いところだと言えます。
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「人生、どんなに頑張っても、たらん。それが修行だ」と教えられた上で、
前述の住職のお寺が入賞した掲示板は、
「おばあちゃんは、(おじいちゃんは)なにに なりたいの?」
(小学1年生からの問い)
です。
はっ!と、させられますね。
さてさて、私も年を重ねて、おじいちゃんになった時、
孫から、こう聞かれたら、私は何と答えられるのか…
「たらん」と言えるほど、「修行」もしていないし、
「修行」が「たらん」と叱られても、何を目指して「修行」するのかわからないし…
そんな、のらりくらりとした人生で、孫に答えられるものは、何なのか。
今言えるのは、“これも「修行」なのかも”ですかね。
難しいな~人生は。
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