「社員の皆様へ」メール(70)

2022/01/26

(西恩寺門徒 熊田光男さん)

社員の皆様へ

「もしも、『思いのまま』になる人生であったとしたら、

私は涙というものを、知らない人間になったと思います」

あるエッセイに、このような言葉がありました。

とても素敵な言葉ですね…

新型コロナという、未知の病に遭遇した私たちは、

外に出歩くことも、友人と飲みに行くこともできず、

『思いのまま』だった、日常が一変した2年間を

過ごしてきました。

感染症の専門家は、2月上旬にピークを迎えて、

急速に収束するという予想を出しています。

これが本当だったとしたら、この1年を乗り越えれば、

本当の『終息』を迎えるかもしれません。

その時には、少しだけ『思いのまま』になる人生が

戻ってくると思いますが、

今、経験していることを、『一生の宝物』として、

大切にしていきたいと思っています。

詩人サムエル・ウルマンの『人生航路の贈物』です。

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私は いばらのない道を 求めない

悲しみが 消えようとも 求めない

日のあたる毎日を 求めない

夏の海も 求めない

輝く陽光と 永遠の昼のみでは

大地の緑は しぼみ衰える

涙の水がなければ 歳月を通じて

心の奥底は 希望のつぼみを 閉じる

人生の どんな ところでも

気をつけて 耕せば 豊かな収穫を もたらすものが

手の届く範囲にたくさんある

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生きることは、「思いのまま」にならず、

つらいことばかりです。

でも、

“どんなところでも、耕せば豊かな収穫が得られる”

そんな気持ちを持てれば、ポジティブに生きることが

できるんでしょうね…

 

 

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