2022/01/26
(西恩寺門徒 熊田光男さん)
社員の皆様へ
「もしも、『思いのまま』になる人生であったとしたら、
私は涙というものを、知らない人間になったと思います」
あるエッセイに、このような言葉がありました。
とても素敵な言葉ですね…
新型コロナという、未知の病に遭遇した私たちは、
外に出歩くことも、友人と飲みに行くこともできず、
『思いのまま』だった、日常が一変した2年間を
過ごしてきました。
感染症の専門家は、2月上旬にピークを迎えて、
急速に収束するという予想を出しています。
これが本当だったとしたら、この1年を乗り越えれば、
本当の『終息』を迎えるかもしれません。
その時には、少しだけ『思いのまま』になる人生が
戻ってくると思いますが、
今、経験していることを、『一生の宝物』として、
大切にしていきたいと思っています。
詩人サムエル・ウルマンの『人生航路の贈物』です。
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私は いばらのない道を 求めない
悲しみが 消えようとも 求めない
日のあたる毎日を 求めない
夏の海も 求めない
輝く陽光と 永遠の昼のみでは
大地の緑は しぼみ衰える
涙の水がなければ 歳月を通じて
心の奥底は 希望のつぼみを 閉じる
人生の どんな ところでも
気をつけて 耕せば 豊かな収穫を もたらすものが
手の届く範囲にたくさんある
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生きることは、「思いのまま」にならず、
つらいことばかりです。
でも、
“どんなところでも、耕せば豊かな収穫が得られる”
そんな気持ちを持てれば、ポジティブに生きることが
できるんでしょうね…