インタビュー(4)

西恩寺は、4日の「同朋講座」に、前住職のご縁の方々が聴聞に来られます。中でも、仕事中心の30代~50代の方々もおみえです。仕事の都合をつけて、聴聞に来られます。

今回、4人目の方のインタビューです。

質問は基本的に以下の通りです。

①おところ・お仕事・性別・年齢

②なぜ仏法を聞かれるようになったのですか?

③仏法を聞いて感じていること。思うこと。

④今の関心事、課題があれば教えてください。

という内容をお聞きし、ご返事をいただきました。

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Q おところ・お仕事・性別・年齢

滋賀県・看護師・女性(40代)

 

Q なぜ仏法を聞かれるようになったのですか?

母の影響です。

私の母は、昔から聞法していて、私の小さい頃から、母が聞いてきた仏法を私に聞かせてくれていました。また、小さい頃から母に連れられ、仏法を聞きに行っていたので(内容はわかりませんでしたが、)「仏法を聞く」ということは自然のことでした。

 

Q 仏法を聞いて感じていること、思うこと。

仏法を聞いて感じていることは、自分の思いや行動が常に「それでいいのか」と、問い返されるようになったということです。自分が正しいと思うことも、思った瞬間「本当にそうなのか」と、問い返され、自分の考えに固執していることに気づかされます。

また、もし仏法を聞いていなかったら・・・・・と考えてみました。聞いていなかったら、過去にしばられ(いつまでもクヨクヨと過去をひきずり)、未来ばかりを考え(「明日からがんばろう」「今度からがんばろう」が口癖です)、「今」「ここで」がスッポリと抜け落ち、「今」「ここで」生きている自分ということに気づきませんでした。

でも気づいたからといって、過去・未来に思いをはせることは変わりません。「変わらないけど、気づかされる」、これも仏法を聞いて感じていることです。

 

 

Q 今の関心事、課題があれば教えてください。

今の私の課題は、「生きるとはどういうことか」ということです。

現在私は、「いのち」の現場で働いています。目の前で、くり広げられる「いのち」の終わりに至るまでの過程で、いろいろな立場の人からのそれぞれの思いを見せてもらっています。

そこから自分自身、自然に「毎日精一杯、後悔しないように生きたい」という思いが湧くと同時に、それは具体的に「どう毎日を過ごすことだろう」という課題にぶつかっています。

(2012/06/18)

 

また、お聞かせください。

この方は西恩寺に12、3年通われています。ご協力ありがとうございました。

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