西恩寺門徒 熊田光男さんが、ほぼ毎日「社員の皆様」にと
メールを出し続けています。久しぶりに転写します。
〈2019/05/20〉社員の皆様へ
「ありがとう」
何気ない言葉ですが、私たちは、1日に何回言っているのでしょうか…
心理学者であり詩人の小林正観の言葉に、次のようなものがあります。
“ありがとう 一千回で つぎつぎの奇跡。
ありがとう 一万回で たくさんの奇跡。
奇跡が多過ぎ嬉しくて またまた言ってしまう
「ありがとう」。 “
命より大切な小さなお子さんを亡くした方が、失意の中で、
小林正観の「ありがとう」の本に巡り合い、「ありがとう」を言い続けたそうです。
そこで起きた、奇跡の話です。
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幸せにできるなら、すぐやろうと思ったんです。
当時の私は36歳でしたから、36万回を目標に
カウンターで数えながら、「ありがとう」を、夢中で言い続けました。
──奇跡は起きたのですか。
それが、待っていたのは、何も変わらない日常だったんです。
家族は皆いつも通りで…。
あれ? って思っていたら、
不意に後ろから、息子の声が聞こえてきたような気がしたんです。
「お父ちゃんは、奇跡を起こしたんだよ」って。
そのひと言で、気づいたんです。
朝「お早う」って起きて、ご飯を食べて、「行って来ます」って出掛けて、
「ただいま」って帰ってくる。
こうして、毎日普通に生きていられることは
決して当たり前じゃない。
奇跡なんだということを、
私は息子に教えられたんです。
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目の前にあるもの、
すべてが、奇跡。
そう考えると、自然と出てきますね。
「ありがとう」。